8月31日(月)から9月13日(日)全米オープンテニスが開催されます。
男子はフェデラー、ナダル、錦織が欠場、ジョコビッチは出場してきました。
女子はハレプ、バーティ、アンドリースクなどが欠場。
男子も女子も盛り上がりがいまいち欠ける大会となりました。
●ジョコビッチ失格
メジャー大会優勝筆頭候補のジョコビッチが4回戦で前代未聞の失格となりました。
第1セット11ゲームでブレークを許したジョコビッチが、苛立ち紛れから背後に向けて打ったボールが、女性線審の首を直撃、ジョコビッチには棄権行為を犯したとして前代未聞の失格処分が下された。
●大坂なおみ
先週プレミア5で決勝戦を棄権した大坂、翌日から始まる全米オープン出場で体調が心配されたが、試合を見る限り体調はすこぶる良さそうで、4回戦まで危なげない内容で勝ち上がってきた。
3回戦のマルタ・コスチェク(137位)には予想外に苦戦する場面も見られたが、勝負所で突き放した。
負けたコスチェクは18歳の伸び盛りで、来シーズンは怖い存在になりそう。
●4回戦
大坂、クビトバ、ウィリアムズが勝ち上がり、優勝候補筆頭のケニンがメルテンスにストレート負け
上位陣が次々に姿を消し、体調管理に課題のある大坂はここまで好調に見える。
準々決勝の相手は、3回戦でクビトバを下したロジャース、勢いはあるが大坂優勢。
●準々決勝
大坂対ロジャース戦は危なげなく大坂の勝利、いよいよ準決勝、誰が相手でもこれまでの相手とは違って強敵となるが、多少ひいき目ではあるが、今の調子を維持していれば大坂の優勢はかわらない。
準決勝は、大坂対ブラディー、初対戦ですからやってみないと分からないところはありますが、実績では大坂有利は動かない。
ウィリアムズが順当に勝利、アザレンカがメルテンスを圧倒して勝利、大坂が決勝に進出すれば、どちらかとの対戦、勢いではアザレンカ、実績ではウィリアムズ。
●準決勝
これまでは相手に恵まれた感のある大坂ここも勝利濃厚、面白そうなのはアザレンカ、ウィリアムズ戦。
大坂は順当に勝利、アザレンカ対ウィリアムズ戦はアザレンカの勝利。
決勝戦は大坂対アザレンカ、ウエスタン&サザン決勝戦では大坂の棄権でアザレンカが優勝、棄権した翌日から始まった全米オープンで大坂が決勝までくるとは思いませんでした。
絶好調同士の対戦で今大会一番の好カード、まさか棄権なんてことにはならないでしょう。
●決勝
いよいよ全米オープン決勝戦、大坂とアザレンカは8月のウエスタン&サザンでもファイナルで対戦するはずだったが、大坂の棄権によって実現していない。
棄権した翌日から始まる全米オープンへの参加、体調が不安視された大坂であったが、結果としてはファイナルまで進み試合に影響するほどの問題はなかった。
昨シーズンのサーシャ解任後のスランプからよやく脱して全米、全豪を連覇した頃に戻ったように思う。
対するアザレンカの今シーズンは、低迷期を脱して急速にランキングが上昇、ウエスタン&サザンからここまで負けなしの状態で絶好調を維持している。
両選手ともに動きが良く気持ちも乗っている感触を受ける。
大坂が勝てば前々回から2度目の優勝、アザレンカは全米オープン準優勝2回、全豪オープン優勝2回、勝てば全米オープン初優勝となる。
実績面&体調面など総合しても両者の実力は、ほぼ互角とみるが、どちらが勝っても名勝負となることを期待する。
1セット目は、アザレンカの6-1と一方的なセットとなった。
アザレンカのストレート勝ちと思われましたが、その後持ち直して大坂が2セット連取、大坂の全米オープン2度目の優勝となりました。
ハレプ、バーティと上位ランクの選手が不参加の大会となりましたが、昨シーズンの長いスランプからのメジャー制覇は大坂にとって大きな成果となった。
個人的にはウエスタン&サザンのファイナル戦の棄権については、批判的な立場であり、棄権するほどの状態ではなかったと思っているが、結果的には良い判断をしたのかも知れない。
負けはしたがアザレンカは、動きも良く、気持ちが乗ったプレーからスランプ脱出を感じさせる。
大坂の優勝で女子テニスもようやく面白くなってきた。
◆男子シングルス
全米オープン(ニューヨーク)8.31 – 9.13 | |||||||
試合 | 対戦選手 | 1st | 2nd | 3rd | 4rd | 5rd | Set |
決勝 | アレキサンダー・ズベレフ(7位) ドミニク・ティエム(3位) |
6 2 |
6 4 |
4 6 |
3 6 |
6 7 |
2 3 |
準決勝 | アレキサンダー・ズベレフ(7位) パブロ・カレノブスタ(27位) |
3 6 |
2 6 |
6 3 |
6 4 |
6 3 |
3 2 |
ダニル・メドベージェフ(5位) ドミニク・ティエム(3位) |
2 6 |
6 7 |
6 7 |
0 3 |
|||
準々決勝 | アレキサンダー・ズベレフ(7位) ボルナ・コリッチ(32位) |
1 6 |
7 6 |
7 6 |
6 3 |
3 1 |
|
パブロ・カレノブスタ(27位) デニス・シャポバロフ(17位) |
3 6 |
7 6 |
7 6 |
0 6 |
6 3 |
3 2 |
|
アンドリール・ブリョス(14位) ダニル・メドベージェフ(5位) |
6 7 |
2 6 |
6 7 |
0 3 |
|||
アレックス・デミノール(28位) ドミニク・ティエム(3位) |
1 6 |
2 6 |
4 6 |
0 3 |
|||
4回戦 | アレキサンダー・ズベレフ(7位) アレハンドロ・フォキオ(99位) |
6 2 |
6 2 |
6 1 |
3 0 |
||
ノバク・ジョコビッチ(1位) パブロ・カレノブスタ(27位) |
失格 | ||||||
ボルナ・コリッチ(32位) ジョーダン・トンプソン(63位) |
7 5 |
6 1 |
6 3 |
3 0 |
|||
デニス・シャポバロフ(17) ダビド・ゴフィン(10位) |
6 7 |
6 3 |
6 4 |
6 3 |
3 1 |
||
バセク・ポシュピシル(94位) アレックス・デミノール(28位) |
6 7 |
3 6 |
2 6 |
0 3 |
|||
フェリックス・アリアシム(21位) ドミニク・ティエム(3位) |
6 7 |
1 6 |
1 6 |
0 3 |
|||
マテオ・ベレッティニ(8位) アンドリール・ブリョス(14位) |
6 4 |
3 6 |
3 6 |
3 6 |
1 3 |
||
フランシス・ティアフォー(82位) ダニル・メドベージェフ(5位) |
4 6 |
1 6 |
0 6 |
0 3 |
◆女子シングルス
全米オープン(ニューヨーク)8.31 – 9.13 | |||||
試合 | 対戦選手 | 1st | 2nd | 3rd | Set |
決勝 | 大坂なおみ ビクトリア・アザレンカ(27位) |
1 6 |
6 3 |
6 3 |
2 1 |
準決勝 | 大坂なおみ ジェニファー・ブラディ(41位) |
7 6 |
3 6 |
6 3 |
2 1 |
セリーナ・ウィリアムズ(8位) ビクトリア・アザレンカ(27位) |
6 1 |
3 6 |
3 6 |
1 2 |
|
準々決勝 | ジニファー・ブラディ(41位) ユリア・プティンツェワ(35位) |
6 3 |
6 2 |
2 0 |
|
大坂なおみ シェルビー・ロジャース(93位) |
6 3 |
6 4 |
2 1 |
||
セリーナ・ウィリアムズ(8位) ツベタナ・ヒコロバ |
4 6 |
6 3 |
6 2 |
2 1 |
|
ビクトリア・アザレンカ(27位) エリス・メルテンス(18位) |
6 1 |
6 0 |
2 0 |
||
4回戦 | ジニファー・ブラディ(41位) アンゲリク・ケルパー(23位) |
6 1 |
6 4 |
2 0 |
|
ユリア・プティンツェワ(35位) ペトラ・マルティッチ(15位) |
6 3 |
2 6 |
6 4 |
2 1 |
|
シェルビー・ロジャース(93位) ペトラ・クビトバ(12位) |
7 6 |
3 6 |
7 6 |
2 1 |
|
大坂なおみ アネット・コンタペイト(21位) |
6 3 |
6 4 |
2 0 |
||
マリア・サッカリ(22位) セリーナ・ウィリアムズ(8位) |
3 6 |
7 6 |
3 6 |
1 2 |
|
アリーゼ・コルネ(56位) ツベタナ・ピコロバ |
4 6 |
7 6 |
3 6 |
1 2 |
|
ビクトリア・アザレンカ(27位) カロリナ・ムホバ(26位) |
5 7 |
6 1 |
6 4 |
2 1 |
|
エリス・メルテンス(18位) ソフィア・ケニン(4位) |
6 3 |
6 3 |
2 0 |
||
3回戦 | 大坂なおみ マルタ・コスチュク(137位) |
6 3 |
6 7 |
6 2 |
2 1 |
2回戦 | 大坂なおみ カミラ・ジョルジ(74位) |
6 1 |
6 2 |
2 0 |
|
1回戦 | 大坂なおみ 土居美咲(81位) |
6 2 |
5 7 |
6 2 |
2 1 |
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