WTA女子テニス世界ランキング/賞金、ポイントの仕組み

WTA女子テニス世界ランキング/賞金、ポイントの仕組み

WTAランキングは、WTA(Women’s Tennis Association)女子テニス協会が定めたルールに従って、選手の成績を客観的に評価して順位付けしたものである。
ランキングを決める要素は、過去1年間の選手の成績をポイントとして数値化したものが使用される。
単に順位を決めるためだけでなく、各々の試合に参加する資格を規定するための条件としても利用されている。
メジャー大会に優勝したにも関わらずポイントが増えない、などの疑問を持つ人もいるのではないかとの思いで、ポイントの仕組みを紹介させて頂く。
ポイントの仕組みを理解すればテニスの試合も一層面白くこと請負だ。
それでは早速ポイントの仕組みを見ていこう。

■ランキングは2種類が存在する

一般的にランキングと呼ばれるものはWTAランキング、世界ランキングとも呼ばれている。
もうひとつはWTAレースランキングというランキングで、ツアー最終戦となるWTAエリート・トロフィーとWTAファイナルの出場資格を決定するためのランキングだ。
WTAランキングとWTAレースランキングの相違点は、ランキングの対象となるカテゴリーと大会に相違がある。

ランキングは上位17大会で決まる

ゴルフにもランキングがあるが、直近2年分全ての試合で獲得したポイントを試合数で平均した値でランキングされるのに対して、テニスのランキングは大きく異なっている。
ポイントの対象となる期間は直近の52週(1年間)、この期間内のトーナメントで獲得したポイントのうち、上位17トーナメント分を合計した値でランキングが決定する。(ランキング上位10名は少し異なる。)
例えば、今年の全英オープンを優勝した選手は2000ポイント獲得できることになるが、昨年も優勝していた場合は、昨年に獲得した2000ポイントが直近52週以前となるため消滅する。
結果として今年獲得したポイントが2000増えて、昨年獲得したポイントが2000減ることになり、メジャーに優勝してもポイントが増えないことになる。
昨年優勝した選手は、今年も優勝しないとポイントが減ってしまうということになるわけだ。
昨年全米オープンを優勝した大坂なおみが、今年は4回戦で敗退したため、ポイントが大幅減少して1位から4位に順位を落とした理由がこれに当たる。
ポイントは毎週月曜日に計算されて減ったり、増えたりが繰りかえされていく。
獲得できるポイントは大会のカテゴリーと順位によって決定する。

■カテゴリーの分類

●グランドスラム
メジャー大会、4大大会とも呼ばれるWTAツアー最高峰の大会で年間4回開催され、優勝者には2000ポイントが付与される。
全豪オープン、全仏オープン、全英オープン、全米オープン
ランキング上位10位までの選手は参加の義務が課せられ、成績の良し悪しに関係なくランキングの対象に組み込まれる。

グランドスラム ポイント 賞金額の目安(円換算)
優勝 2000 2億8千万~4億1千万
準優勝 1300 1億4千万~2億
ベスト4 780 7000万~1億
ベスト8 430 3500万~5200万
ベスト16 240 2000万~2800万
ベスト32 130 1200万~1600万
ベスト64 70 720万~1000万
本戦出場 10 480万~550万
予選通過 40 なし
予選3 30 270万~350万
予選2 20 136万~195万
予選1 2 68万~117万

●プレミア・マンダトリー
グランドスラムの次にグレードの高い大会、プレミアトーナメントでは最上位のカテゴリーに位置する大会で年間4回開催され、優勝者には1000ポイントが付与される。
BNPパリバオープン(128)、マイアミオープン(128)、ムチュアマドリードオープン(64)、チャイナオープン(64)、()はドロー数。
ランキング上位10位までの選手は参加の義務が課せられ、成績の良し悪しに関係なくランキングの対象に組み込まれる。

プレミア・マンダトリ ポイント 賞金額の目安(円換算)
優勝 1000 1億4000万~1億5000万
準優勝 650 7000万~7500万
ベスト4 390 3400万~3800万
ベスト8 215 1600万~1900万
ベスト16 120 800万~1000万
ベスト32 65 380万~470万
ベスト64 1回戦:10
2回戦:35
210万~220万
ベスト128 10 160万~170万
予選通過 30 なし
予選2 20 50万~60万
予選1 2 25万~30万

●プレミア5
プレミア・マンダトリーに次ぐカテゴリーの大会で年間5回開催、優勝者には900ポイントが付与される。
ランキング上位10位までの選手は、最低4大会への参加義務が課せられ、成績の良し悪しに関係なくランキングの対象に組み込まれる。

●プレミア
プレミア5に次ぐカテゴリーの大会で年間12回開催、優勝者には470ポイントが付与される。

■カテゴリー別大会一覧

カテゴリー/大会 開催地 サーフェス
●グランドスラム      
全豪オープン メルボルン オーストラリア ハード
全仏オープン ローランギャロス フランス クレー
全英オープン ロンドン 英国
全米オープン ニューヨーク 米国 ハード
●プレミア・マンダトリー      
BNPパリバ・オープン インディアン・ウェルズ 米国 ハード
マイアミオープン マイアミ 米国 ハード
中国オープン 北京 中国 ハード
マドリードオープン マドリード スペイン クレー
●プレミア5      
ドバイテニス選手権 ドバイ アラブ首長国連邦 ハード
BNLイタリア国際 ローマ イタリア クレー
ロジャーズ・カップ トロント カナダ ハード
ウェスタン・サザン・オープン シンシナティ 米国 ハード
武漢オープン 武漢 中国 ハード
●プレミア      
ブリスベン国際 ブリスベン オーストラリア ハード
シドニー国際 シドニー オーストラリア ハード
サンクトペテルベルク・レディース・トロフィー サンクトペテルベルク ロシア ハード
カタール・トータル・オープン ドーハ カタール ハード
ファミリーサークルカップ チャールストン 米国 クレー
ポルシェ・テニス・グランプリ シュトゥットガルト ドイツ クレー
エイコンクラシック バーミンガム 英国
エイコン国際 イーストボーン 英国
バンクオブウェストクラシック スタンフォード 米国 ハード
コネティカット・オープン ニューヘイブン 米国 ハード
東レパンパシフィック・オープン 東京 日本 ハード
クレムリンカップ モスクワ ロシア ハード

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