コリン・モリカワ/全米プロゴルフ選手権優勝

コリン・モリカワ/全米プロゴルフ選手権優勝

2020年の年初から世界中に感染が拡大したコロナウイルス、アメリカは世界で一番コロナの被害が大きな国となってしまいました。
そのような状況のなかで6月からPGA米国ツアーが再開されましたが、他のスポーツイベントと同様にしばらくは無観客試合での開催となっています。
今シーズンは昨年プロに転向して既に2勝をあげている日系米国人のコリン・モリカワが注目を集めています。
アマチュア世界ランク1位からのプロ転向、ワークデイ・チャリティーでの賞金ランク1位のジャスティン・トーマスとの優勝争いは、昨年の全英女子での渋野日向子を思い起す大激戦を演じています。
ランキングでもトッププロの仲間入りを果たし、今シーズン最も注目される選手となりました。

■プロフィール(2020年8月9日現在)

生年月日 1997年2月6日(23歳)
出身 カリフォルニア/ロスアンゼルス
出身校 カリフォルニア/バークレイ校
アマチュア時代 世界アマチュアランキング1位
プロ転向 2019年
賞金ランク 2位
世界ランク 5位
FedExランク 2位
予選通過 22試合連続(1位はタイガーの25試合連続)

■全米プロゴルフ優勝

8月9日、全米中でコロナ感染が拡大するなかで開催された全米プログルフ選手権でツアー2年目のコリン・モリカワが並み居る強豪を抑えて見事に優勝を飾りました。
いずれはメジャー優勝する選手とは思っていましたが、今期唯一のメジャー大会を制して名実ともにトップ選手の仲間入りとなりました。
3日目に5アンダーで首位から2打差の4位、絶好のポジションで最終日を迎えることになりましたが、優勝圏内の選手は十名以上にのぼる大混戦が予想されるだけに、確率的には優勝できる可能性は多くないと思われました。
全米プロゴルフ選手権が行われるTPCハーディングパークは、飛距離の出る選手に有利なコースと言われ、タイガーが4勝、ケプカが2連取中などが成績の裏付けとなっています。
一方コリン・モリカワは飛距離の出る選手ではなく、この点では有利とは言えないでしょう。
しかし、コリン・モリカワの強みは勝負強さ、7月に優勝したワークデイ・チャリティでは賞金ランク1位のジャスティン・トーマスとの優勝争いで、残り3ホール3打差の差を付けられながら、最終ホールで首位に並びプレーオフでも激戦を制して勝負強さを発揮しています。
全米プロ選手権でも、ここ一番の勝負どころで精神力の強さを発揮しています。
現在、最も注目されている選手で、タイガーやケプカに替わって来シーズンの目玉となりそうです。

■ワークデイ・チャリティ、土壇場の大逆転劇を演出

PGA米国ゴルフツアー/ワークデイ・チャリティー・オープン(7/10~7/12)
前週開催のトラベラーズ選手権は、23連続予選通過がかかる試合となりましたが、残念ながら予選通過叶わず連続予選通過記録が22で途切れました。
立ち直りが心配された翌周のワークデイ・チャリティでは、初日から好調で2日目まで首位を独走していましたが、3日目にスコアを伸ばせず賞金ランク1位のジャスティン・トーマスに逆転を許し、3打差の3位に後退しきびしい展開となります。
逆転を目指すモリカワは最終日に調子を取り戻して2番をバーディとして-14、トーマスは2番、3番をボギーとして-14、モリカワが首位に並んできます。
更にモリカワは4番をバーディ、5番を圧巻のイーグルとして-17、3打差を付けて単独首位を奪還。
立ち上がりで出遅れたトーマスは8番と9番でバーディを連取して-16、首位に1打差と迫ります。
フロントナインは、モリカワ-17で首位、トーマスが-16で1打差の2位に付けています。
ここからいよいよ最終日バックナインを迎えました。
10番、11番でトーマスが連続バーディ、9番から4連続バーディとしてスコアを-18に伸ばして、1打差の単独首位に復帰。
今度はモリカワが12番でバーディとして-18、首位タイでトーマスに並びますが13番をボギーとして、トーマスが1打差で単独首位。
モリカワが14番をバーディとして-18としましたが、トーマスが14番をバーディ、15番を圧巻のイーグルとしてスコアを-21まで伸ばしモリカワに3打差と突き放しました。
残り3ホールで3打差、この時点でトーマスは勝利を確信、トーマスだけでなく誰もがそう思ったはずです。
しかし、16番でのトーマスがボギーが最後のドラマの始まりとなります。
トーマスが16番を落として2打差とすると、モリカワが17番をバーディとして1打差に迫ります。
土壇場でモリカワに願ってもないチャンスが到来。
泣いても笑っても残るは18番のみ、トーマスにプレッシャーがかかります。
ここでトーマスが痛恨のボギー、土壇場でモリカワに並ばれました。
トーマスとモリカワのプレーオフ、流れはモリカワにあります。

●プレーオフ
1ホール目は18番、トーマスがボギーとしてプレーオフに持ち込まれたホールですが、トーマスが見事に15mのバーディパットを決めました。
流れを引き戻したトーマス、頭に優勝がちらついたと思います。
後がないモリカワは7mを残すバーディパット、これも見事に決まります。
これが無観客試合でなかったらトーマスのバーディで観客は大騒ぎ、モリカワには相当なプレッシャーがかかり、トーマスが優勝していたかも知れないと思いました。
結果としては、プレーオフに持ち込んだ流れがモリカワにあったということだと思います。
この後2ホール目は両者パー、3ホール目にトーマスが落として決着となりました。
2度も優勝を確信したトーマスにとっては残念すぎる結果となりました。

ホール Per コリン・モリカワ ジャスティン・トーマス
R4 -13 -16
01 4 4(-13) 4(-16)
02 4 3(-14) 5(-15)
03 4 4(-14) 5(-14)
04 3 2(-15) 3(-14)
05 5 3(-17) 5(-14)
06 4 4(-17) 4(-14)
07 5 5(-17) 5(-14)
08 3 3(-17) 2(-15)
09 4 4(-17) 3(-16)
10 4 4(-17) 3(-17)
11 5 5(-17) 4(-18)
12 3 2(-18) 3(-18)
13 4 5(-17) 4(-18)
14 4 3(-18) 3(-19)
15 5 5(-18) 3(-21)
16 3 3(-18) 4(-20)
17 4 3(-19) 4(-20)
18 4 4(-19) 5(-19)

■成績

◆2020年

トーナメント名



Round 順位
1 2 3 4 1 2 3 4
08/06〜08/09 全米プロゴルフ選手権 1 -13 267 69 69 65 64 33 25 4 1
07/16〜07/19 ザ・メモリアルトーナメント 48 +8 296 76 70 73 77 95 47 45 48
07/09〜07/12 ワークデイ・チャリティオープン 1 -19 269 65 66 72 66 1 1 3 1
06/25〜06/28 トラベラーズ選手権 135 +3 143 72 71     138 135    
06/18〜06/21 RBCヘリテージ 64 -5 279 68 69 68 74 28 45 47 64
06/11〜06/14 チャールズ・シュワブチャレンジ 2 -15 265 64 67 67 67 3 4 2 2
03/05〜03/08 アーノルドパーマー招待 9 +1 289 70 71 75 73 19 13 9 9
02/20〜02/23 WGCメキシコ選手権 42 -1 283 72 70 72 69 29 28 41 42
02/13〜02/16 ジェネシス招待 26 -3 281 73 67 68 73 84 26 17 26
01/30〜02/02 WMフェニックスオープン 25 -9 275 69 67 68 71 31 17 16 25
01/23〜01/26 ファーマーズインシュランスオープン 21 -6 282 70 69 74 69 34 12 42 21
01/09〜01/12 ソニーオープンinハワイ 21 -5 275 65 70 68 72 1 3 4 21
01/02〜01/05 セントリートーナメントofチャンピオンズ 7 -9 283 71 71 70 71 11 9 4 7

◆2019年

トーナメント名



Round 順位
1 2 3 4 1 2 3 4
11/21〜11/24 ダンロップフェニックス 5 -6 207 71 67 69   22 3 5 5
10/24〜10/27 ZOZOチャンピオンシップ 22 -6 274 71 64 69 70 33 9 15 22
10/17〜10/20 ザ・CJカップ 36 -6 282 69 73 65 75 15 33 7 36
10/03〜10/06 シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン 42 -12 272 67 66 67 72 20 11 15 42
09/26〜09/29 セーフウェイオープン 10 -11 277 72 64 70 71 73 8 5 10
08/15〜08/18 BMW選手権 48 -5 283 67 73 72 71 8 31 47 48
08/08〜08/11 ザ・ノーザントラスト 52 -3 281 71 70 72 68 82 66 73 52
08/01〜08/04 ウィンダム選手権 31 -12 268 66 67 70 65 27 27 46 31
07/25〜07/28 バラクーダ選手権 1 +47 0         2 5 3 1
07/11〜07/14 ジョンディアクラシック 4 -17 267 70 66 65 66 78 32 12 4
07/04〜07/07 3Mオープン 2 -20 264 68 66 64 66 31 11 1 2
06/20〜06/23 トラベラーズ選手権 36 -4 276 66 67 75 68 13 6 51 36
06/13〜06/16 全米オープン 35 +1 285 71 73 72 69 40 56 48 35

 

Golfカテゴリの最新記事

Translate »