LPGAポートランド／新星ハナ・グリーン脅威の17アンダー

■キャンビアポートランドクラシック

今年のKPMG女子PGA選手権でメジャー初優勝したオーストラリアの新星ハナ・グリーンが初日トップタイと好調なスタート、これを追うのがイ・ジョンウン6、コ・ジンヨン、パク・ソンヒョンなど韓国の強豪選手、畑岡、横峯、上原の日本選手も好調な滑り出しで2日目にも期待できそうな状況となっています。

●初日
ハナ・グリーン（オーストラリア）、ハーミジョン（韓国）が8アンダーでトップタイ、畑岡、イ・ジョンウン6が2打差6アンダーで6位タイ、パク・ソンヒョンが5アンダー12位タイ、横峯、コ・ジンヨンが4アンダー24位タイとなっています。
ハナ・グリーンはKPMGでもトップを独走して優勝、今回も初日から好調で期待できそう。

●2日目
初日トップタイのハナ・グリーン、2日目も好調で9アンダー、通算17アンダーという驚異的なスコアーで2位以下を大きく引き離した単独トップへ踊りでました。
メジャー優勝のあとは目立った結果を残していないハナ・グリーン、過去の成績からは好不調がはっきりした選手のようですが、今大会は絶好調このまま独走優勝できるか注目されます。
5打差2位タイがパク・ソンヒョン、キム・セヨンの韓国勢、キム・セヨンは2日目11アンダーのベストスコアでトップを猛追してきました。
日本勢では上原が23位タイの8アンダー、畑岡、横峯が27位タイの7アンダー、好調にスコアを伸ばしていますが、トップグループは次元の違う非常識なスコアとなっています。

●3日目
3日目決勝ラウンドに入ってからは、まったく予想外の展開になりました。
2日目まで17アンダーの驚異的なスコアを叩き出したハナ・グリーンのスコアが全く伸びなくなりました。
上位争いをしていた韓国勢、キム・セヨン、パク・ソンヒョン、イ・ジョンウン6も同様。
それに替わって一斉に台頭した米国勢、ヤーリミ・ノーが8アンダーのベストスコアで単独トップ、この日だけでトップのハナ・グリーンに9打差としています。（ネットでは3打差）
ハナ・グリーンは何とか2位に留まっていますが、それ以外では上位陣一新で全く別の試合を見ているようでした。

●4日目
日替わりメニューのようにスコアーを伸ばす選手と全く伸びない選手に分かれる予想外の展開となっていますが、19アンダーでトップのヤーリミ・ノー、3打差のハナ・グリーンの一騎打ちとなりました。
3日目の勢いからするとヤーリミ・ノーの圧勝かと思いましたが、ハナ・グリーンがじりじりと巻き返して終盤を迎えました。
最後は17番をハナ・グリーンがバーディで21アンダーでトップに並び、最終ホールはヤーリミ・ノーがボギーとして、ハナ・グリーンの優勝となりました。
最終日に畑岡が6アンダーとスコアを伸ばし、通算15アンダーで4位までランクアップ。
全体的には出入りの激しい掴みどころのない試合という印象です。

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