全米女子オープン選手権大会概要
日程:6月3日(木)~6月6日(日)
開催地:カリフォルニア州サンフランシスコ
コース:オリンピッククラブ・レークコース、6486ヤード、パー71
賞金総額:1,300,000US$
優勝賞金:195,000US$
日本人参加選手:笹生優花、畑岡奈紗、渋野日向子など
■試合経過
●1日目
初日4アンダーでトップに着いたのは、メリッサ・レイド(イングランド)、アマチュアのメガ・ガネ(ウルグアイ)に2人。
1打差3アンダーにエンジェル・イン、メガン・カン、ブルック・ヘンダーソンの3人、2打差2アンダーに笹生、トンプソン、直後にコ・ジンヨンが付けている。
そのほかでは、畑岡が1オーバー26位タイ、渋野が2オーバーの41位タイと出遅れた。
●2日目
笹生が2日目に4打伸ばして6アンダーで首位にたち、1打差でイ・ジョンウン6、初日首位のメガ・ガネ、メガン・カンが続いている。
コ・ジンヨンは3打落として2オーバー18位タイに後退した。
畑岡が2打伸ばして1アンダー9位タイまで浮上、渋野はいいところなく予選落ちとなった。
笹生は、これまでも予選では上位に位置することが目立っていたが、決勝ラウンドで失速することが多く見られてきた。
実力差は少なく、ここからスコアを伸ばせれば優勝の可能性が見えてくるが、期待と不安が半分づつといったとこか。
●3日目
前日2アンダー6位タイからトンプソンが5打のばして首位に躍り出し、久しぶりの優勝のチャンス。
笹生が良く耐えてイーブン、1打差2位に付けている。
ジョンウン6は2打落として4打差の3位タイ、アマチュアのメガ・ガネが3位に並ぶ大健闘を見せている。
畑岡はスコアが伸びず1アンダーのまま、前が伸ばせば優勝のチャンスは少ない。
●最終日
スコアを落とす選手が目立つなかで、畑岡が3打伸ばして4アンダーで首位に並んだ。
松山に続いて、ようやく念願のメジャー優勝のチャンスが巡ってきた。
笹生は2打落としたが上位陣のスコアが伸びず、首位タイに留まり畑岡とのタイブレークに持ち込んだ。
有史以来初めてみる日本人同士のメジャー制覇を懸けたバトルの始まりだ。
先日は、台湾のシュ・ウェイリンが優勝、このところアジア選手の活躍が目立っている。
密に期待していたアマチュアのメガ・ガネでしたが、最終ラウンドで大きくスコアを落として3オーバーの14位タイで終わっているが、それでも大健闘といえる。
終わってみれば、アンダースコアがたった5人という難解なコースで、コースも笹生に味方したようだ。
畑岡vs笹生のバトルの結末は、ランキングボードにて確認してください。
■ランキングボード
全米オープン選手権2021結果 | |||||||||
No | スコア | 選手名 | Today | ホール | 1 | 2 | 3 | 4 | Total |
1 | -4 | 笹生優花(優勝) | 2 | F | 69 | 67 | 71 | 73 | 280 |
2 | -4 | 畑岡奈紗(準優勝) | -3 | F | 72 | 69 | 71 | 68 | 280 |
3 | -3 | レクシー・トンプソン | 4 | F | 69 | 71 | 66 | 75 | 281 |
4 | -2 | フォン・シャンシャン | 0 | F | 69 | 70 | 72 | 71 | 282 |
4 | -2 | メガン・カン | -1 | F | 68 | 70 | 74 | 70 | 282 |
5 | 0 | エンジェル・イン | -1 | F | 68 | 79 | 67 | 70 | 284 |
67 | 7 | 渋野日向子 | 5 | 73 | 76 |
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