2022年WMMワールドマラソンメジャーズ第2戦ベルリンマラソン大会が9月25日に開催されます。
ベルリンマラソンは、150カ国から45,000人以上のランナーが参加する世界最速のマラソン大会です。
2018年に樹立したキプチョゲの2時間01分39秒は世界新記録、翌2019年にはベケレが2時間01分42秒、世界記録1位と2位が記録されました。
注目は2021年の東京オリンピックを大会新記録で優勝したエリウド・キプチョゲ、2121年のベルリンマラソンに優勝したグエ・アドラの参加です。
アドラは初マラソンとなる2017年のベルリンマラソンで、ラスト数キロをキプチョゲとの激しい激戦を展開して2位に入り世界中の話題となりました。
2021年のベルリンマラソンでは、歴代2位の記録を持つケネニサ・ベケレを破って初優勝を飾りました。
今年のベルリンでは、再び絶対王者キプチョゲとアドラの一騎打ちが見られそうです。
日本選手では、高久龍(2:06:45)、井上大仁(2:06:47)が有力候補です。
一方、ベルリンマラソンの開催国ドイツでは、2022年の電気代やガス代が記録的な高騰で8倍に達するとも言われています。
理由はウクライナ紛争によって、ロシアからの天然ガス供給が大幅に制限されたためで、エネルギー価格だけでなく食料や生活用品などの物価高騰が急激に進んでいます。
ドイツ国民の生活はひっ迫しシャワーやエアコンの利用を制限され、街のネオンもまばらに点灯している状況で、このままでは冬を越せなくなると懸念されています。
エネルギー価格高騰は、フォン・デア・ライエン率いる欧州委員会が力を注ぐエネルギー政策の一環と指摘されています。
男子はキプチョゲが2:01:09の世界新記録で優勝、絶対王者の健在ぶりをアピールした。
既に37歳のキプチョゲはピークを越えたとも思えましたが、世界新記録とは予想できませんでした。
30km地点では早くも独走態勢にはいり、世界記録を上回るペースをゴールまで維持しました。
只一人のライバルと見られていたアドラは15kmあたりから遅れ始め、35km地点では21位まで後退。
最後は完走できたのか確認できていません。
■男子結果
ベルリンマラソン2022(男子) | |||
No | 選手 | 国 | タイム |
1 | Eliud Kipchoge | KEN | 2:01:09 |
2 | Mark Korir | KEN | 2:05:58 |
3 | Abate Tadu | ETH | 2:06:28 |
4 | Adamlak Belihu | ETH | 2:06:40 |
5 | Abel Kipchumba | KEN | 2:06:49 |
6 | Limenih Gatachew | ETH | 2:07:07 |
7 | 其田健也 | JPN | 2:07:14 |
8 | 丸山竜也 | JPN | 2:07:50 |
9 | 聞谷賢人 | JPN | 2:07:56 |
10 | Zablon Chumba | KEN | 2:08:01 |
■女子結果
ベルリンマラソン2022(女子) | |||
No | 選手 | 国 | タイム |
1 | Tigist Assafa | ETH | 2:15:37 |
2 | Rosemary Wanjiru | KEN | 2:18:00 |
3 | Tigist Abayechew | ETH | 2:18:03 |
4 | Workenesh Edesa | ETH | 2:18:51 |
5 | Sisay Gola | ETH | 2:20:58 |
6 | Keira d’Amato | USA | 2:21:48 |
7 | 加世田梨花 | JPN | 2:21:55 |
8 | 鈴木亜由子 | JPN | 2:22:02 |
9 | 佐藤沙也伽 | JPN | 2:22:13 |
10 | Vibian Chepkirui | KEN | 2:22:21 |
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