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河井夫妻/6月18日公職選挙法違反容疑で逮捕

河井夫妻/6月18日公職選挙法違反容疑で逮捕

東京地検特捜部は6月18日、河井克行前法相(57)と妻の河井案里参院議員(46)を公職選挙法違反容疑で逮捕した。
克行容疑者は衆議院議員7期目、案里容疑者は県会議員4期、現参議院議員、国会議員の夫妻が同時に逮捕されるのは前代未聞のこと。
事件の発端は、案里容疑者の参議院選への出馬であった。
昨年7月の参院選に出馬した案里容疑者の選挙資金として、河井夫妻が代表を務める広島の支部に、自民党本部から数回に渡って総額1億5000万円が振り込まれた。
同時期に出馬していた他の議員には1500万円程度が支給、1億5000万円という金額はそもそも桁外れの金額であった。
この背景には、案里容疑者は選挙前から二階派に入会することが決まっていたことから、二階幹事長の計らいがあったことは容易に想像される。
豊富な選挙資金を手にした河井夫妻は現金をばらまいて票を買う行為に走ってしまったようだ。
およそ100人ほどに2600万円程度の現金が渡ったとみられている。
河井夫妻は容疑を否認しているが、無差別に現金をばらまいたため、現金を受け取った相手からばらまき行為がおもてに出てしまった。
特捜部では、克行容疑者が地元議員など91人に総額2470万円の現金を提供、案里容疑者が5人に170万円を提供した疑いがあるとされる。
このうち2人は同一人物のため94人に現金が提供された。
6月17日には、夫婦そろって自民党を離党、克行容疑者は昨年10月に法相を辞職しているが議員は辞職しない意向のようだ。
現金の提供については概ね認めているが、目的は政治的な地盤固めで買収には当たらないと主張している。
6月22日、PC内に保存されている現金提供先のリストやスマホに保存されたLINE通話記録などを消去していることが判明、検察当局は証拠隠滅を計ったとみている。

7月4日検察当局は、河井夫妻を支援していた広島県福山市の鶏卵生産会社アキタフーズを参議院選挙を巡る買収事件の関連先として家宅捜査を実施した。
同社は昨年の参議院選挙前の6月に案里議員の支援集会を開催、克行前法相が支部長を務めていた支部に合計262万円の寄付をしていたとされる。
家宅捜査の結果、2013年~2018年に1866万円がアキタフーズから河井支部に寄付されていたことが判明した。
今後は安里議員の選挙戦への関与を調査するとみられている。

7月7日検察当局は、河井夫妻の勾留期限を迎える8日に起訴に踏み切るもよう。
当初2470万円を買収目的に配布されたとされていたが、2900万円を越える見込み。
河井克行容疑者は、宮里議員の選挙運動の中心的役割を担っていたとして、総括主宰者と認定し宮里議員と連座して百日裁判で審理される見通し。

7月11日、元衆議院議員亀井静香の秘書に300万円が渡されていたことが報じられた。
昨年5月31日に河井被告の選挙事務所で100万円、7月3日に広島県中区のホテル内コーヒーショップで200万円が渡されていることが東京地検特捜部の捜査で判明した。

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