2023.3.29【米国】世界銀行危機はリーマンショックの再来か？【及川幸久−BREAKING−】
■世界銀行危機の深刻性と量的緩和とインフレーション：政府とFRBの政策
導入
最近、世界中で銀行危機が再び表面化しています。
2008年のリーマンショック以来、初めての深刻な危機となるのか、それともそのレベルまでいかないのかという点が問われています。
本記事では、最近の動向や専門家の見解などをまとめました。
また、FRBが政策に採用する量的緩和の政策についても取り上げます。
■世界銀行危機の深刻性
最近の動向
米国のシリコンバレー銀行が破綻したことをきっかけに、スイスのクレディスイスなどが続いて破綻したことから、現在世界の銀行危機が始まったと言われています。
また、イギリスのFTが、JPモルガンのCEOが性犯罪者エプスタインとの関係について証言することになったと報じました。
JPモルガンとドイツ銀行がエプスタインから巨額の資金を預かっていたことが判明しており、この件に関する訴訟が進められています。
裁判所から、JPモルガンとドイツ銀行がエプスタインとの関係から故意に利益を得たとする訴訟を進める判決が出されました。5月にはJPモルガンのCEOの宣誓証言が予定されています。
■専門家の見解
アメリカの経済評論家ピーターシェフは、2008年のリーマンショックを事前に予言したことでも知られています。
最近の世界銀行危機について彼は、以下のように述べています。
世界的な景気後退が始まっているという兆候がある。
世界の国債市場が崩壊し、投資家が逃げ出す可能性がある。
リーマンショックと同じような金融危機が起こる可能性がある。
量的緩和とインフレーション：政府とFRBの政策
量的緩和とインフレーションについて、シェフは政府とFRBの政策についても言及しています。
彼は、政府やFRBが量的緩和政策を続ける場合、インフレーションのリスクが高まると指摘しました。
また、政府が財政支出を増やしすぎると、インフレーションを引き起こす可能性があるとも述べました。
シェフは、政府とFRBが経済を安定化するためには、適切なバランス感覚を持って政策を立てる必要があると主張しています。
