2024年7月10日、3年に1度の参議院選挙が実施されます。
今年の選挙で注目されるのは、保守派を掲げる新しい三つの政党、新党くにもり、幸福実現党、参政党です。
既存政党との差別化を計り、選挙前の街頭演説でも好感触を得ているようです。
日本の投票率は50%を割って先進国のなかでは最低レベル、国民の政治意識の低さが顕著に現れています。
これまでは支持する政党がなく、投票から遠ざかっていた人も多いかも知れません。
しかし最近のネットの情報からは、少しづつ国民の意識がかわりつつあるように思えるので、投票率の上昇が期待できそうです。
■党派別候補者数
政党 | 全議席 | 改選 | 比例候補数 | 選挙区候補数 | 候補数計 |
自民党 | 110 | 55 | 33 | 49 | 82 |
立憲民主党 | 45 | 23 | 20 | 31 | 51 |
公明党 | 28 | 14 | 17 | 7 | 24 |
共産党 | 13 | 6 | 25 | 33 | 58 |
国民民主党 | 12 | 7 | 9 | 13 | 22 |
維新 | 15 | 6 | 26 | 20 | 46 |
令和新撰組 | 2 | 0 | 9 | 5 | 14 |
NHK党 | 1 | 0 | 9 | 73 | 82 |
社民党 | 1 | 1 | 8 | 4 | 12 |
無所属 | 16 | 8 | 0 | 35 | 35 |
欠員 | 2 | 1 | |||
ごぼうの党 | 11 | 11 | |||
日本第一 | 2 | 8 | 10 | ||
参政党 | 5 | 45 | 50 | ||
幸福実現党 | 1 | 11 | 12 | ||
新党くにもり | 2 | 8 | 10 | ||
合計 | 243 | 120 | 178 | 367 | 545 |
■2022年保守躍進が始まる
米国ではバイデン政権誕生から2年目を迎えるが、移民問題、アフガン撤退、コロナ対応、さらにエネルギーを巡る経済対策と数々の失政から支持率が急低下、中間選挙では民主党大敗を指摘する声も多い。
一方、トランプは全米各地を回って精力的に演説をこなし、大統領選挙を彷彿する盛況ぶりだ。
フランスでは保守派のルペンが大幅に支持を伸ばし、次期大統領の最有力候補となっている。
大統領選挙で勝利したマクロンではあるが、その後の下院議員選挙では105議席を失う前代未聞の大敗北を喫し、ルペン国民党大躍進のきっかけを作った。
保守派が消えた日本でも今年の参議院選挙では、ようやく保守派の芽が育ち始めており、参政党や幸福実現党がネットを賑わせている。
参政党は、50人もの参議院候補者を擁立して選挙戦に臨む、注目の存在となっている。
投票率が上昇すれば、参議院選挙においても保守派の躍進する予兆が見えてくる。
与党連合が過半数割れとなれば、日本でも保守派の芽が育つきっかけの年となりそうだ。
■激戦区で苦戦が予想される代表候補
幸福実現党と新党くにもり、選挙区の候補者を見ると6つの選挙区で競合しています。
北海道、東京、神奈川、千葉、大坂、兵庫の6つの選挙区です。
ここに参政党が入ってくると、保守派支持の票が3つに分散して、保守派同士の潰し合いになりかねません。
いずれも激戦区ばかりですので、選挙戦略としては疑問が残ります。
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