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歴史から紐解く米国の支配構造変革の起源|世界の支配構造への影響

歴史から紐解く米国の支配構造変革の起源|世界の支配構造への影響

米国の支配層には様々な呼び名があり、国際金融資本家、ウォール街の金融家、グローバリスト、軍産複合体、かつては陰謀論と言われたディープステイトという呼び名も、今では一般的に使われるようになった。
どれもピンとこないので、これらの総称として国際略奪集団というのはどうだろう。
世界の1%の支配層が残りの99%を支配する独裁支配を目指す組織や集団の複合体で、彼らの力は政治、金融、司法、教育、産業、医療、メディアなど全ての分野に浸透している。
これまでは、米国を中心に勢力を拡大してきたが、ウクライナ危機を計画して、彼らの支配下にないロシアにも食指を伸ばし始めている。
コロナを世界中に蔓延させ、ワクチンビジネスで莫大な利益を得るビジネスモデルは、以前から計画され何度もシュミレーションを重ねた集大成のビジネスだ。

■米国の支配構造変革の起源

第28代大統領ウッドロウ・ウィルソン誕生

今から約百年前の1912年、建国から続いてきた米国の支配階級(Establishment)はWASPに代わって、新しい支配階級が誕生した起源と言われている。
この年の大統領候補は、現職のウィリアム・タフト(共和党)とウッドロウ・ウィルソン(民主党)であった。
この頃、力を持ち始めた米国の新興支配層とタフトの間で、ロシア政策を巡る対立があった。
新興支配層はタフトの再選を阻むためにウィルソンを押したが、現職大統領のタフトに対抗するにはウィルソンは力不足であった。
そこで共和党の票を割るために、進歩党を立ち上げて前職大統領のセオドア・ルーズベルトを大統領選挙に参戦させた。
ルーズベルトは、タフトを自分の後任として大統領に押した人物、何故タフトの脚を引っ張る行為に出たのか謎が多い。
その結果、新興支配層が押したウィルソンが、僅差で大統領選挙を制すことになった。
ここから新興支配層は、米国を支配する真の支配者として君臨することになり、米国の政治、経済、金融、法曹界などあらゆる分野に深く関わるようになっていった。

大統領に就任したウィルソンは、その年の12月23日に米国中央銀行FRB(Federal Reserve Board)を設立する。
FRBは、モルガン、ロックフェラー、ウォーバーグ、クーンローブなどが出資する民間企業だ。
ウォール街の金融資本家たちは、米ドル紙幣を好きなだけ刷れる打ち出の小槌を手に入れたことになる。
これで米国の金融界は彼らの支配下になった。

さらに、ウィルソンは、最高裁判事にジェイコブ・シフ商会の顧問弁護士ルイス・フランダイスを指名。
ジェイコブ・シフは、日露戦争で日本を支援するため、莫大な資金を投じて日本国債を購入し、日本を勝利に導いたとされる人物でもある。
ルイス・フランダイスは、米国史上初めてのユダヤ系最高裁判事となった。
これはユダヤ系米国人が法曹界へ進出する第一歩であった。
2022年には、米国のユダヤ系住民は人口の2%ほどであるが、9名の最高裁判事のうち3名がユダヤ系米国人で占められている。

■第34代大統領ドワイト・アイゼンハワーの警告

軍産複合体が不当な影響力を持ち行使することに政府も議会も用心しなければならない。
不当な影響力が発生する可能性は現在にも存在し、今後も存在し続けるだろう。
軍産複合体が、我々の自由と民主政治を破壊することを許してはならない。

上記はアイゼンハワーが大統領退任演説で発言したもの、次期大統領のケネディがこの警告に対処しようと試みたように思えるが、ダラズで凶弾に倒れる結果となった。
軍産複合体は、米国に従わない国をターゲットにして紛争の種を植え付け、戦争によって利益を上げる軍需産業、NATO、ネオコン、CIA、政治家などの集団を指している。
過去には朝鮮、ベトナム、イラク、シリア、アフガニスタン、現在のウクライナ紛争など、米国主導で繰り返し戦争が起こされ、米国民の税金が収奪されてきた。
ウクライナに提供している兵器や弾丸、軍事資金は、米国民の血税で賄われており、政府や軍事産業に収奪されているのと同じことだ。
第二次世界大戦以降、米国の軍産複合体は、戦争が最大のビジネスと思って何度も繰り返し戦争を起こしてきた。

■第35代大統領ジョン・F・ケネディの挑戦

ケネディは、米国の支配層と真向から対立した数少ない大統領である。
ケネディ暗殺には諸説あるが、ひとつ目はベトナム戦争を巡る軍産複合体との対立説、ふたつ目は中央銀行制度の廃止を巡る国際金融資本家との対立説、この二つが有力な説と思える。
軍産複合体の意を受けた政府主犯説は、ケネディによる南ベトナムからの米軍縮小と完全撤収が、軍産複合体の利益を損ねることが犯行の理由とされる説だ。
中央銀行制度の廃止は、通貨発行権を巡る国際金融資本家との対立で、過去の歴史ではリンカーンがロスチャイルド勢力によって暗殺された経緯がある。
通過発行権を失うと紙幣を刷って政府に貸し付けるだけで得られる莫大な金利収入の権利を失うことになる。

ケネディ暗殺は、最初からオズワルド単独犯説がでっち上げられたもので、まともな調査もされずに当初の予定通りオズワルド単独犯で決着した。
しかし、犯行後に公衆の面前で殺害され、口をふさがれたオズワルド単独犯説は最も可能性が低い。
弾道がオズワルドのいた位置からのものではないという調査結果、さらに銃も押収されているので暗殺された弾丸が、オズワルドの銃のものでないことはわかっていたはずである。

その後、副大統領のジョンソンが大統領に就任、1975年4月30日までベトナム戦争は継続された。
弟のロバートは兄ジョンの暗殺の真相を究明するために大統領選に出馬、1968年6月6日当選確実とされていたが演説会場にて凶弾に倒れた。
半年後には第37代大統領に就任するはずだったロバートの暗殺も真相は闇に葬られた。

息子のロバート・ケニディJRの書籍「The Real Anthony Fauci」がAmazonでベストセラーとなる。
コロナに焦点をあてた内容ではあるが、ファウチをはじめとする関係者の犯罪行為が明らかにされれば、暗殺された父親や叔父の意趣返しとなる。
命の危険も顧みず出版した書籍でもあり、血は争えないと言うことだ。
情報量が多く英語版を読むのは困難だが、日本語版が出版されるまでサマリー版を購入して読み始めた。
英語版だけでなく様々な言語で翻訳されているが、日本語の翻訳版はまだ出版されていない。
今年中には日本語版が出版される見込み。

 

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