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第26代フランス大統領選挙2022|マクロンのバイデンジャンプに不正疑惑

第26代フランス大統領選挙2022|マクロンのバイデンジャンプに不正疑惑

フランス大統領選挙選の第1回目の投票が4月10日に行われた。
過半数の票を獲得すれば、第26代フランス大統領が決定する第1回目の投票では、過半数に達した候補はいなかった。
1位は現職大統領マクロンで27.8%、2位は国民連合のルペンで23.1%、3位は急進左派のメランションで22%、4位は極右評論家のゼムールで7.1%、5位は保守系共和党ペクレス4.8%、6位はヤニック・ジャドットで4.6%という支持率となった。
いずれの候補も過半数に達していないため、4月24日に1位のマクロンと2位のルペンによって決選投票が行われる。
決選投票では、敗退した3位以下の候補の票がどちらの候補を支持するかにかかってくる。
特に3位のメランションの支持は22%を集める大票田、この支持者の動向が勝敗を分ける可能性は極めて高い。
決選投票ではメランション、ペクレス、イダルゴ候補はマクロン支持、ゼムール候補はルペン支持を表明、10日の世論調査ではマクロン支持54%、ルペン支持46%となっている。
しかし、ルペンはロシアのウクライナ侵攻による燃料費高騰を受けて、燃料税減税をアピールする政策が低所得者層を中心に支持され、マクロンを猛追する状況にある。
両者の政策は現状維持のマクロン、改革を目指すルペンと真逆な政策、EUの中心的存在であるフランスの大統領選の結果次第では、EUだけでなく世界の進むべき方向に大きな影響を与えることになる。

■マクロン勝利の裏にバイデンジャンプの不正疑惑

4/24フランス大統領選挙は、マクロンが1,877万票、ルペンが1,329万票でマクロン勝利。
しかし、途中の速報値では、マクロンが1,438万票、ルペンが1,460万票でルペンがリード。
ルペンの票が131万票減っているのがわかります。
さらにルペンの投票用紙がカウントされないよう細工されていたことがネット上に掲載されています。
この結果フランスでは大規模な抗議デモが発生、2人が警察に射殺されています。

■ルペンの略歴

マリオン・アンヌ・ペリーヌ・ル・ペン(Marion Anne Perrine Le Pen)は、フランス国民連合(Front National、旧国民戦線)第2代党首。
同党創始者であり、初代党首のジャン=マリー・ル・ペンは父親、2010年訪日の際には靖国神社へ参拝、国のために戦った人々に敬意を示すのは当然のことだと語っています。
ルペンは、パ=ド=カレ第11区選出の国民議会(仏下院)議員、欧州議会議員、イル=ド=フランス地域圏議会議員、国民議会議員などを歴任。
2012年フランス大統領選挙の第1回投票では10人の候補者中3位。
2017年フランス大統領選挙の第1回投票では10人の候補者中2位、決選投票でエマニュエル・マクロンに敗北。
2022年フランス大統領選挙の第1回投票では10人の候補者中2位、決選投票で再びエマニュエル・マクロンに臨む。
日本では極右政党と呼ばれていますが、ネオコンやネオナチなど極右過激派とは異なり、保守派ナショナリズムと解釈するのが妥当でしょう。

■ルペンの政治政策

ルペンは自らの政策をトランプの政策と語っているように、保守派ナショナリズムで政治姿勢がトランプと良く似ています。
一方、中道左派のマクロンはリベラル派グローバリズムという点でバイデン寄りの政治姿勢です。

●移民政策
市民権取得の条件を厳しくする移民政策

●減税政策
中小企業に対する減税政策
ウクライナ情勢によるエネルギー価格高騰を受けてエネルギー税の減税を表明、これが低所得者層の支持を集めている。

●関税政策
製造業を保護する関税政策、農業の保護政策

●EU離脱
EUから離脱して国家主権を取り戻す方針
新フランスフランを発行して当面はユーロと等価に設定する方針
EUと欧州中央銀行(ECB)には、ユーロを廃止して欧州通貨単位(EUC)のような各国通貨バスケットに代えるよう要請する方針

●NATO離脱
NATOを離脱してNATOに依存しない自立した国防体制を推進する方針
ソビエト連邦に対抗するNATOは、ソビエト連邦崩壊によって存在の意味がなくなったことを言明。

●ウクライナ情勢
ロシアのクリミア併合については、ロシアに占領されたのではなく、クリミアの住民投票によって決められたという立場。
オバマ政権時代のロシアに対する経済制裁には批判的な立場。
ウクライナ情勢については、ウクライナのNATO加盟に反対、プーチンのウクライナ侵攻には批判的な立場だが、ロシアはフランスの友好国との認識を示している。

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