FISワールドカップ・アルペンスキー大会2023-2024オーストリアのゼルデンで10月28日(土)開幕

コロナワクチン本格的に接種開始/その有効性と安全性に迫る

コロナワクチン本格的に接種開始/その有効性と安全性に迫る

コロナワクチンの接種が世界中で一斉に開始されています。
日本でも医療従事者の接種を先行して実施、その後、優先して高齢者に予約の案内が届けられ、本格的にコロナワクチンの接種が実施されています。
1年という短期間で開発されたコロナワクチンですが、臨床実験が短期のため十分に安全性が確認されていないとの指摘もあり、何かと物議をかもしていますが、実際のところ有効性や安全性はどうでしょうか。

■ワクチン接種の状況

早い時期に接種を開始したアメリカは、既に3割程度の国民が接種を受けており、秋口には接種が終わりそうな見通しです。
それに対して日本は、まだ3%程度の進捗で世界全体でも遅れている状況で、今年中に終わりそうになさそうです。
接種が終わった人には、何か目印でも付けてもらいたいものです。

ワクチン接種の状況(上段:接種開始~完了の全体数、下段:完全接種完了数)
3月末累計 4月末累計 5月現在累計 6月
世界全体 343,176,672
131,906,075
598,415,835
270,060,249
704,865,709
355,172,458
 
日本 877,157
156,797
2,493,961
995,758
4,380,733
1,731,673
 
アメリカ 97,593,270
54,607,401
144,586,894
101,407,318
157,487,595
123,282,685
 

■ワクチンの種類と特徴

◆ワクチンの種類

●生ワクチン
弱毒化ワクチンとも呼ばれる最も一般的なワクチンで、ウィルスを長期培養して感染性を維持したまま弱毒化させたものです。
皮下注射により1回の接種で済むことが多く、接種すると人の細胞に感染して増殖するため、抗体と細胞性免疫が作られます。
長期培養が必要となるため大量のワクチン生成には時間がかかります。
感染による発熱などの副作用が生じる可能性がある。

●不活化ワクチン
化学的な処理によって感染力のない非活性のワクチンも開発されています。
副作用による発症の可能性はありませんが、生ワクチンのように細胞免疫は作られません。

●遺伝子ワクチン
今回のコロナウィルスのワクチンとして開発さたものが、DNAやRNAを合成する新技術のワクチンです。
ファイザー社とモデルナ社がRNAワクチンを開発して大量提供が可能となり、世界中で接種が始まりました。
アストラゼネカ社は、コロナウィルスの一部の遺伝子を体内に入れて、ワクチンとする開発に成功しています。
日本ではファイザーが開発したワクチンが最初に承認され、モデルナとアストラゼネカのワクチンは、ようやく5月21日に正式承認となりました。
筋肉注射による2回の接種が必要となり、従来のワクチンよりも強い副作用が発症する可能性が示唆されています。
特に2回目の接種後に強い副作用の兆候が現れる傾向があるようです。
3社からのワクチン提供を受ければ、日本でもコロナワクチン接種の進捗が加速する可能性が出てきました。

◆従来のワクチンとの相違

コロナワクチン&インフルエンザワクチンの比較
比較項目 インフルエンザワクチン  コロナワクチン
接種部位 皮下注射 筋肉注射
接種回数 6か月~12歳:2回
13歳以上:1回
2回
接種量 0.5mg 0.3mg
接種周期 2~4週 21日間
種類 不活化ワクチン 遺伝子ワクチン

◆特徴と副作用

●インフルエンザワクチン
特徴:病原性を無くしたウィルスを接種することで免疫を付ける
副作用:局所の発赤、腫脹、痛み、発熱

●コロナワクチン
特徴:体内にウィルスの遺伝子情報をいれてウィルスの一部を作って免疫を付ける
副作用:局所の発赤、腫脹、痛み、発熱、頭痛、下痢、倦怠感
筋肉注射の影響で神経障害(顔面麻痺、脱髄性疾患)の恐れもある

■コロナワクチンの有効性

早い時期にコロナウィルスの大規模接種を実施したのは、アメリカ、イギリス、イスラエルの3カ国で、このうちイギリス型変異ウィルスが蔓延していたのがイギリスとイスラエルです。
ファイザー社製ワクチンは、従来型だけでなくイギリス型変異ウィルスに対しても高い有効性を発揮すると考えられます。
イギリスでは、医療従事者23,000人を対象に調査を行い、ウィルス感染の85%程度を抑制したとの報告があります。
日本でも先行接種を実施した医療従事者、約110万人を対象に行われた調査では、2回目の接種から1週間以降では、86%の効果があったことが報告されています。
1回目の接種から3週間後に2回目の接種を実施、2回目の接種から1週間後(1回目の接種から4週間経過)、この期間を経過すると最大限に効果が発揮されるようです。
変異種に対しても効果が発揮されるのは心強い限りですが、有効率だけで効果を判断するのは早計かも知れません。
動物実験ではないので、コロナに感染しやすい状況を作り出して、有効率を調査したわけではないでしょう。
検査する状況がかわれば、当然有効率も変動してくることになります。

■コロナワクチンの安全性

前記したように高い有効性が確認されたワクチンですが、安全性についての評価は不十分と言わざるを得ません。
あくまで可能性を問題とするもので、安全性を全面否定するものではありませんが、安全性の基準を緩和したため、安全性が棚上げされて開発期間を短縮したことは否めません。
現時点では、以下のリスク要因が示唆されています。
①過剰もしくは致命的な免疫反応を示す可能性
②不妊の可能性
③臨床試験が短期のため長期的な副作用の予測が困難

なお武田邦彦氏によると、コロナワクチンはワクチンの概念から外れているとしています。
従来のワクチンは非活性または活性力の弱い病原菌を体内に注入するのに対して、コロナワクチンはウィルスのDNA/RNAを注入して間接的にウィルスを作りだすという大きな相違があります。

ワクチンという呼び名は、効果があって安全というイメージがあり、人に受け入れやすくする意識操作のために使われた可能性も示唆されます。
コロナワクチンの臨床試験は、動物実験すらされていない不十分なものであり、大量のワクチン接種は初めての動物実験との位置づけとなります。
人体への投与によって臨床試験を補うことにもなり、ワクチン接種は人体実験との解釈もあながち的外れとは言えないでしょう。
信憑性はわかりませんが、人のDNAを操作するために開発されたなどの話もネット上に流れています。
思考や判断する能力を低下させて、コントロールしやすい人間を作ることで、権力層にとって支配しやすい、都合の良い人間を作り出すことが狙いということです。

今のところ日本でのコロナの被害者はインフルエンザ並みですが、これまでコロナの恐怖を散々報道してきた経緯があるため、インフルエンザとは比較にならないほど危険なものとの意識が浸透しています。
今の時点では、コロナ感染とワクチン、どちらのリスクが高いのか判断するのは困難です。
ワクチンの有効性と安全性を認識したうえで、ワクチン接種の可否は自身で判断するしかありません。
個人的には、積極的にワクチンを接種したいとは思えず、当分の間は様子をみるという姿勢が賢明だと思っています。

コロナ感染防止に優れた効果を発揮する高機能マスクも登場しており、得体の知れないワクチンやどこかの国のマスクと違って安全性も高いので安心して利用できるメリットもあります。
検討されてみてはいかがでしょうか?

Sponsord Link

Newsカテゴリの最新記事

Translate »