F1世界選手権2021結果速報／第5戦モナコGP

F1では世界3大レースの第1戦となるモナコGPが開催、モナコは世界の富裕層が集まる人気の国、翌週には第2戦インディ500と連続で3大レースが開催となる。
開催地となるモナコやインディアナポリスでは、例年最も人が集まる時期になるが、コロナの影響が昨年以上に深刻な状況だが、ワクチンの接種も始まっておりインディ500では制限はあるものの大勢の観客動員となる。
コロナも怖いがワクチンも怖い、1年前であればワクチンに飛びついたかも知れないが、ワクチンの効果や安全性にも疑問が残っており選択が難しい。

第4戦のスペインGPでは、予選4位までが決勝でもそのままの順位となっており、市街地コースのモナコでも予選の順位がそのまま決勝に結び付く可能性が高い。
モナコは幅が狭くコーナーが多いためオーバーテイクは極めて困難、可能性としてはイエローやピットまたはミスによるもので、過去のレースでもポールシッターの優勝が圧倒的に多い。
スペインではリタイアとなった角田は、なかなかポイントが伸びないが予想以上に健闘している。
そろそろポイント圏内にはいりたい。

■概要

■スケジュール

■結果

●FP
FP1でギアボックスにトラブルが発生して、わずか4周でマシンを降りたフェラーリのルクレールが、FP2ではトップタイムを出し母国レースでの優勝を狙う。
同じくフェラーリのサインツがFP1に続いてFP2でも2番手のタイム、ここまではフェラーリ勢の好調ぶりが目立つ。
フェラーリ勢に続け3番手がハミルトン、相変わらずの安定感で巻き返しを狙う。
今期絶好調でハミルトンとシーリーズチャンピョンを争うフェルスタッペンが4番手、マシンのセッティング変更に不満をぶつけた。
FP1で9番手と健闘した角田ではあったが、FP2ではプールサイド出口でバリアに激突して11周でマシンを降りた。

●予選
最速タイムを記録したルクレールだが、決勝でポールシッター獲得となるか微妙だ。
暫定ポール獲得の後シケインのバリアに接触、さらにコントロールを失ってガードレールに激突してプールサイド出口付近でクラッシュした。
ギアボックスの交換が必要となれば、5グリッド降格のペナルティが課せられる。
ここまで絶好調のフェラーリ勢だが、ルクレールにとって母国優勝に暗雲が立ち込める状況となった。

●決勝
予選首位で母国優勝を目指していたルクレールは、ドライブシャフトの故障で決勝レースを断念した。
決勝に出ていれば優勝の可能性が高かっただけに残念としかいいようがない。
結局レースは、予選2位のフェルスタッペンが危なげないレース運びでモナコ初優勝、さらに総合でもハミルトンを抜いて自身初の首位に立った。