ゼロ金利が続くなか大手銀行では手数料ばかりが高くサービスの質が低下する傾向にあります。
逆にネット銀行では顧客優遇制度を拡充してサービス向上差別化を計る傾向があります。
ネット銀行では、顧客のランクによってサービスを利用する際の優遇措置が決められています。
振込手数料やATM利用手数料の一定回数を無料にするものです。
ランクを決める基準は各社様々ですが、提供するサービスの利用状況を判定して決定されます。
このページではネット銀行各社のランクの仕組みをまとめています。
ランクの仕組みやサービスの優遇措置を知ることで、自分に合ったネット銀行を選別するのに役立つでしょう。
■ネット銀行顧客優遇制度
◆住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行が採用するランクは1~4のスマプロランクが設定されます。
口座開設月と翌月の2ヶ月目まではランク1となり、3ヶ月目からは2ヶ月目の利用状況によってランク判定が行われます。
ランクアップには、スマート認証NEOの登録が必須となりますから、口座開設月に登録すれば3ヶ月目には、少なくてもランク2が確定します。
ランク2の優遇措置は、振込手数料が5回、ATM手数料が5回無料となり、他社と比較しても断然有利な条件です。
ランクの判定は、毎月月末時点で行われて2ヶ月後のランクに反映されます。 ランク3以上にアップするには結構ハードルが高くなりますので、メリットとデメリットを考慮して決めれば良いでしょう。
住信SBIネット銀行 | |
スマプロランク | ランク判定条件 |
ランク1 | 口座開設 |
ランク2 | スマート認証NEOの登録 |
ランク3 | 月末総預金残高300万以上など |
ランク4 | 外貨預金と仕組預金の月末合計残高500万円以上など |
◆楽天銀行
楽天銀行が採用する会員ステージは1~5のランクが設定され、毎月25日終了時点で利用状況を判定して翌月の会員ステージに反映されます。
楽天銀行 | |
会員ステージ | ランク判定条件 |
ベーシック | 口座開設 |
アドバンスト | 口座残高10万以上、取引5回以上のいずれか |
プレミアム | 口座残高50万以上、取引10回以上のいずれか |
VIP | 口座残高100万以上、取引20回以上のいずれか |
スーパーVIP | 口座残高300万以上、取引30回以上のいずれか |
◆ソニー銀行
ソニー銀行が採用する優遇プログラム「クラブS」でのランクは3種類のステージが設定され、毎月月末終了時点で利用状況を判定して2ヶ月後のステージに反映されます。
ランクの判定は毎月行われますが、3月と9月以外ではランク落ちとならない仕組みです。
ソニー銀行 | |
ステージ | ランク判定条件 |
なし | 口座開設 |
シルバー | 月末の総残高(預金、投資信託)300万以上、外貨預金積立月3万円以上、投資信託積立月3万円以上のいずれか |
ゴールド | 口座残高総額500万円以上 |
プラチナ | 口座残高総額1000万円以上 |
◆auじぶん銀行
じぶん銀行が採用するランクは1~5のじぶんプラスが設定され、毎月20日終了時点で利用状況を判定して翌月のランクに反映されます。
じぶんプラスの判定には、以下の利用状況が判定基準の要素となります。
①預り資産残高
②じぶん銀行toto購入額合計
③給与振込
④au PAYへのオートチャージ
⑤じぶん銀行すまほデビットの決済額合計
auじぶん銀行 | |
じぶんプラス | ランク判定条件 |
じぶん+1 | 預り資産残高10万円未満:他の判定条件クリアーでランクアップ |
じぶん+2 | 預り資産残高10万円以上:他の判定条件クリアーでランクアップ |
じぶん+3 | 預り資産残高50万円以上:他の判定条件クリアーでランクアップ |
じぶん+4 | 預り資産残高100万円以上:他の判定条件クリアーでランクアップ |
じぶん+5 | 預り資産残高300万円以上:他の判定条件クリア |
◆PAYPAY銀行
優遇措置の顧客ランクは採用されていません。
◆大和ネクスト銀行
優遇措置の顧客ランクは採用されていません。
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