FISワールドカップ・アルペンスキー大会2023-2024オーストリアのゼルデンで10月28日(土)開幕

2019インディカー15戦ゲートウェイ/琢磨周回遅れから大逆転

2019インディカー15戦ゲートウェイ/琢磨周回遅れから大逆転

■第15戦ゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイ

今年のインディーシリーズもいよいよラスト3戦となります。
今週は14戦ポノコから連続3週開催の2週目、ゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイ(イリノイ州マディソン)での開催となります。
ゲートウェイは1周1.25マイルのショートオーバル・トラックを248周、全長310マイル、4つのバンクはターン1、2が11°、ターン3、4が9°となっています。
ポコノでは昨年に続いてオープニングラップから大クラッシュ、琢磨は2年連続でクラッシュとなりました。
ターン1と2の間でロッシを挟んでハンターレイと琢磨が両サイドから並びかけ、3台が横並びとなって接触、これに後続のヒンチクリフ、ローゼンクヴィストが巻き込まれた。
解説陣のポール・トレイシー、ロッシ、ハンターレイは原因が琢磨にあることを発言したため、琢磨は非難の的となった。
これに対して琢磨は自身のオンボード映像を公開して自分に非がないことをアピールした。
これでポコノでの事故は3度目、昨年と今年はバトルできない箇所でのバトルが原因のようだ。
一方総合争いはニューガーデン、ロッシ、パジェノー、ディクソンの4人に絞られた。
1位:ニューガーデンと4位:ディクソンの差は52ポイント、逆転の可能性も十分で最終戦まで目が離せない。

●予選:8月24日
ポコノではさんざんな目にあった琢磨、これであく抜けしたのか今週の予選では久しぶりに5位の好位置に付けた。
今回は何としても結果を出したい琢磨、チャンスをものにできるか注目の一戦となる。

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●決勝:8月25日
琢磨5番手からのスタートでしたがスピードが上がらず一機に13番手まで後退、他車と接触したかも知れません。
マーカス・エリクソンもスタートで失速最後方へ後退。
理由は良くわかりませんが、4周目には早くも1回目のイエローとなります。
29周目、トップはニューガーデン、2位パワー、3位フェルッチ。琢磨は16番手まで後退。
55周目、ウィル・パワーがタイヤカスを踏んで制御不能となりコース上でクラッシュ、わずかに残された総合優勝の目はなくなります。
これで2度目のイエロー、琢磨は早くもラップダウンで21番手まで後退。
67周目、ディクソンマシントラブルでピットイン、コースに復帰できず総合優勝争いから後退。
83周目、フェルッチがトップに立って独走が始まります。
116周目あたりから各車ピットへ入りだし、この間に琢磨は一機に順位を上げ121周目には7番手まで浮上。
上位陣は、1位デイリー、2位アンドレッティ、3位フェルッチ、4位エリクソン、5位ブルディ。
ここで3回目のイエロー、エリクソンのマシンが外側の壁に接触
ディクソンが完走を目指してコースに復帰、1ポイントでも取っておきたいということでしょう。
131周目から再スタートしましたが、133周目にキンボールがピゴットの進路を塞ぎ、ピゴットがスピンして外壁に当たってクラッシュ、4回目のイエローとなります。
これで琢磨は1ストップでいける可能性が高くなり、トップ争いの上位選手は2ストップ、大きなアドバンテージで願ってもないイエローとなりました。
142周目から再スタート、琢磨は12番手このままいけば上位進出の可能性が高まります。
トップはフェルッチ、2位ブルディ、3位ロッシ、4位ニューガーデン、次のピットまでこのままいきそうです。
177周目、上位陣が次々ピットイン、琢磨大きく順位を上げて5番手にランクアップ。
185周目、琢磨が前のハンターレイをパスして4位、実質トップへ浮上。
189周目、フェルッチ、ブルディがピットイン、琢磨トップへ浮上。
コースへ復帰したブルデー、マシンをスピンさせて痛恨のクラッシュ、5度目のイエローとなります。
197周目、コースコーションから琢磨のラストピット、ニューガーデンなど各車続々とラストピットイン。
ディクソン、ここでマシントラブル、マシンを降りました。
残り47周、琢磨トップでコースへ復帰、再スタートから最後のバトルへ突入していきます。
残り43周、再スタート、トップ琢磨、2位カナーン、3位カーペンター、4位ニューガーデン、5位ロッシ
フェルッチがロッシをパスして5位
ラスト20周、ペースの上がらないロッシがピットイン、琢磨2秒あったアドバンテージが1秒を切りカーナーンが琢磨の背後を脅かします。
ラスト14周、フェルッチがニューガーデンをパスして4位
ラスト7周、フェルッチがタイヤカスを踏んで外へ振られる間、ニューガーデンが前の出て4位
ラスト4周、カーペンターがカナーンをパスして2位へ浮上
ラスト3周、フェルッチ再びニューガーデンをパスして4位に浮上
ラスト1周、琢磨最終コーナーをトップで立ち上がるが、カーペンターが背後から猛追、ゴール前は僅差となりましたが、琢磨が何とか逃げ切りました。
一時は周回遅れの圏外となった琢磨ですが、イエローに助けられて今期2勝目、ポコノでの琢磨パッシングを跳ね返して見事優勝を飾りました。

■第15戦ゲートウェイ・決勝

第15戦ゲートウェイ予選総合
順位 ドライバー チーム
1 佐藤琢磨 レイホール・レターマン
2 エド・カーペンター エド・カーペンター
3 トニー・カナーン A.J.フォイト・レーシング
4 サンティノ・フェルッチ デイル・コイン
5 シモン パジェノー チーム・ペンスキー
6 C・デイリー カーリン
7 ジョセフ・ニューガーデン チーム・ペンスキー
8 ライアン・ハンターレイ アンドレッティ・オートスポート
9 コルトン・ハータ ハーディング・スタインブレナー
10 マルコ・アンドレッティ アンドレッティ・オートスポート
11 フェリックス・ローゼンクヴィスト チップ・ガナッシ
12 ジェームズ・ヒンチクリフ アウロ・シュミット・ピーターソン
13 アレクサンダー・ロッシ アンドレッティ・オートスポート
14 ザック・ビーチ アンドレッティ・オートスポート
15 C・キンボール カーリン
16 マーカス・エリクソン アウロ・シュミット・ピーターソン
17 マシウス・レイスト A.J.フォイト・レーシング
18 グラハム・レイホール レイホール・レターマン
19 セバスチャン・ブルデー デイル・コイン
20 スコット・ディクソン チップ・ガナッシ

■第15戦ゲートウェイ・予選総合結果

第15戦ゲートウェイ予選総合
順位 ドライバー チーム
1 ジョセフ・ニューガーデン チーム・ペンスキー
2 セバスチャン・ブルデー デイル・コイン
3 ウィル・パワー チーム・ペンスキー
4 シモン パジェノー チーム・ペンスキー
5 佐藤琢磨 レイホール・レターマン
6 サンティノ・フェルッチ デイル・コイン
7 ジェームズ・ヒンチクリフ アウロ・シュミット・ピーターソン
8 スコット・ディクソン チップ・ガナッシ
9 ライアン・ハンターレイ アンドレッティ・オートスポート
10 フェリックス・ローゼンクヴィスト チップ・ガナッシ
11 アレクサンダー・ロッシ アンドレッティ・オートスポート
12 コルトン・ハータ ハーディング・スタインブレナー
13 スペンサー・ピゴット エド・カーペンター
14 マーカス・エリクソン アウロ・シュミット・ピーターソン
15 ザック・ビーチ アンドレッティ・オートスポート
16 グラハム・レイホール レイホール・レターマン
17 エド・カーペンター エド・カーペンター
18 C・デイリー カーリン
19 C・キンボール カーリン
20 トニー・カナーン A.J.フォイト・レーシング

 

 

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