FISワールドカップ・アルペンスキー2023-2024女子ランキング

Brignone makes stunning back-to-back GS wins | Audi FIS Alpine World Cup 23-24

2022-2023シーズンのアルペン女子競技は、4年ぶりにミカエラ・シフリンの独壇場となり総合、種目別では回転、大回転を優勝して3冠達成、スーパーGでは復調したララ・グートベーラミが優勝、滑降では順当にソフィア・ゴッジアが優勝しています。
昨年、回転で優勝したペトラ・ブルホバ、大回転で優勝したサラ・ヘクターが不調に終わりました。
終わってみればシーズンを通してシフリンの好調ぶりが目立ち、独り舞台という印象のシーズンとなりました。
総合優勝の可能性がある選手は、技術系でシフリンとブルホバ、スピード系でゴッジアとベーラミ、この4強の優位は動きそうにありません。

シーズン開始から1カ月が経過しましたが、今年は好調な選手が多く目が離せません。
ここまでシフリン、ベーラミ、ブリニョーネが2勝、ブルホバが1勝と昨シーズン上位4選手が拮抗、特にベーラミ、ブリニョーネ、ブルホバの3選手が昨シーズン以上に好調そうで、これから総合優勝に向けて激戦が展開されます。
さらにゴッジアが技術系で安定した成績を残しているのが注目、昨シーズンは総合7位と元気がありませんでしたが、今年は総合優勝争いに割ってはいる可能性がありそうです。
大回転ではここ数年平凡な成績でしたが、天才少女として鮮烈なデビュー戦優勝を飾ったアリス・ロビンソンも復調気配濃厚です。

2023年12月末にはシフリンの独走となっていた総合ですが、2024年にはいるとシフリンの欠場が目立ち1月末には総合で首位をキープしているものの後続との差は急速に詰まってきました。
2月はスピード系種目中心のスケジュールが組まれていますので、グートベーラミやブリニョーネなど好調なスピード系選手が台頭する可能性が高いと思われます。

回転種目でシフリンと種目別優勝争いをしていたブルホバは1月7日ヤスナ大回転で右前十字靱帯と右内側側副靱帯の断裂により今期の復帰は絶望となった。

1/26、女子アルペンスキーの総合と回転を独走していたシフリンが、コルティナダンペッツォ滑降の競技中に高速でクラッシュする事故に見舞われた。
シフリンはコースの頂上付近でコントロールを失い、セーフティネットに勢いよく突っ込んだが、大けがは免れた。
事故から1カ月半、3/10Are回転種目にシフリンが参戦してきました。
総合優勝は難しくなりましたが、種目別回転のタイトルは守ることが出来そうです。

2/5、女子滑降首位のソフィア・ゴッジャが、イタリアで練習中に転倒して右脚を骨折した。
これで今季は女子5強のうちブルホバ、シフリン、ゴッジャが怪我で休場となり、健在なのはグートベーラミとブリニョーネの二人だけとなった。
シフリンは3月9日から始まるオーレが復帰目標となっており、症状が改善すれば復帰時期が短縮される可能性もある。

これまで好調な5強による激戦が続いていただけに残念な結果となってしまった。
現在の状況はグートベーラミが総合と出場している滑降、スーパーG、大回転、すべての種目で首位となり、このままいくと男子のオーデルマットと女子のグートベーラミが前代未聞の4冠達成となりそうだ。

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■女子ランキング

◆女子総合ランキング2023-2024

今シーズンの女子アルペンスキーは、ララ・グートベーラミが総合優勝、種目別ではミカエラ・シフリンが事故から復帰後2連勝で種目別回転を優勝、大回転とスーパーＧの2種目をグートベーラミが優勝、あとは最終戦の滑降を残すだけとなった。 首位グートベーラミに続いてヴェニア・ステファニー、コーネリア・ヒュッター、ヤスミン・フルーリーの3選手に逆転優勝の可能性が残されている。
グートベーラミが勝てば参戦した全種目を優勝する4冠達成の快挙となる。

◆女子優勝回数ランキング2023-2024

◆女子総合ランキング2022-2023

◆獲得賞金ランキング2022-2023