FISワールドカップ・アルペンスキー大会2023-2024オーストリアのゼルデンで10月28日(土)開幕

男子アルペンスキー2021/日本期待の新星・小山陽平快挙達成

男子アルペンスキー2021/日本期待の新星・小山陽平快挙達成

深夜1時過ぎからの開催となったFISワールドカップアルペンスキー、マドンナ・ディ・カンピリヨ大会、明け方までかかるので見ないで寝てしまいました。
12月23日、朝起きて見ると早朝からブログのアクセスが異常に増えていましたが、何が起こったのかわかりませんでした。
試合の結果を見ると、なんと日本選手の名前が上位に表示されていることに気が付きました。
最初は目の錯覚かと思いましたが、間違いありません。
起き抜けで頭がぼんやりしながら、慌ててブログの更新作業に着手。
主役は男子回転種目の小山陽平選手、1本目を21位で決勝進出、これだけでもすごいことですが、2本目は2位のタイムで順位を大きくあげて8位でフィニッシュです。
全く注目していなかった日本の男子選手でしたので、決勝の順位表に名前が載っていることだけでも驚きでした。
回転種目では本命と思っていたクレメント・ノエルが1本目を唯一45秒台で首位、2本目を途中棄権と大波乱の試合展開となっていました。
試合結果を更新したあと、小山選手の情報を調べてみましたが、やはり予想できないサプライズです。
この結果を見てしまうと、今シーズンの活躍を期待せずにはいられません。

■小山陽平選手のプロフィール

生年月日:1998年5月31日(23歳)
出身地:石川県金沢市
日本体育大学
所属:ベネフィットワン・スキークラブ
スキー&ブーツ:Head

◆戦歴

●2016/17シーズン
2016年12月:アルタバディアGSワールドカップデビュー

●2018/19シーズン
1月30日:第92回 全日本学生スキー選手権大会SG6位

●2019/20シーズン
12月26日:第98回全日本スキー選手権大会 アルペン競技会 技術系種目GS2位
12月28日:第98回全日本スキー選手権大会 アルペン競技会 技術系種目SL1位

●2020/21シーズン
4月19日:FIS野沢温泉カップGS4位
4月20日:FIS野沢温泉カップGS2位
4月21日:FIS野沢温泉カップSL2位
4月22日:FIS野沢温泉カップSL10位

●2021/22シーズン
10月24日:FISワールドカップ・ゼルデン(AUT)GS途中棄権
12月6日:National Chanpionship(ITA)SL3位
12月7日:National Chanpionship(ITA)SL2位
12月12日:FISワールドカップ・ヴァルディゼール(FRA)SL予選落
12月15日:ヨーロピアンカップ・Obereggen(ITA)SL20位
12月16日:ヨーロピアンカップ・ヴァルディファッサ(ITA)SL11位
12月22日:FISワールドカップ・マドンナデカンピリオ(ITA)SL8位
01月09日:FISワールドカップ・アーデルボーデン(SUI)SL26位

■歴代活躍した日本選手

◆木村公亘(1985-2003)

<p<FISワールドカップ30位以内50回以上、長野オリンピックでは第1シードトップ7
1992年アルベールビルオリンピック/複合のSLで3位、総合15位
1994年リレハンメルオリンピック/SL18位
1996/97シーズン・志賀高原大会/SL4位
1997/98シーズン
FISワールドカップ・ベイソナツ大会/SL3位
FISワールドカップ・種目別総合/SL5位(歴代日本人最高位)
1998年長野オリンピック/SL13位
2000/01シーズン・ベイソナツ大会/SL3位

◆岡部哲也(1980年代-1995)

日本人初のFISワールドカップ表彰台、ワールドカップ日本人最高位2位
1988年カルガリーオリンピック/SL13位
1987/88シーズン・オップダール大会/SL2位
1988/89シーズン・
FISワールドカップ・ジュラドミング大会/SL3位
FISワールドカップ10戦中6位以内6回
1992年アルベールビルオリンピック/SL18位

◆佐々木明(2000-2014)

木村公亘に次いで日本人2人目のFISワールドカップトップ7、ワールドカップ日本人最高位2位
2002/03シーズン
FISワールドカップ・ウェンゲン大会/SL2位
FISワールドカップ・志賀高原大会/SL6位
2003/04シーズン
FISワールドカップ・クランスカゴーラ大会/SL4位
FISワールドカップ・セストリエール大会/SL5位
2003/04シーズン
FISワールドカップ・セストリエール大会/SL5位
2004/05シーズン
FISワールドカップ・ビーバークリーク大会/SL4位
FISワールドカップ・シュラドミング大会/SL2位
FISワールドカップ・志賀高原大会/SL2位
2010年バンクーバーオリンピック/SL18位

◆皆川賢太郎(1998-2013)

日本人4人目の第1シード選手、トリノオリンピック4位
2009年、元フリースタイル・モーグル競技の人気選手上村愛子と結婚
2000年
FISワールドカップ・キッツピュール大会/SL6位
FISワールドカップ・セストリエール大会/SL6位
2001年
キッツピュール8位、シェラドミング10位
サンクトアントン世界選手権10位で第1シード入り
2002年3月野沢大会で左膝前十字靭帯断裂の大怪我、その後低迷が続く
2005/06シーズン
FISワールドカップ・クランスカゴーラ大会/SL7位
FISワールドカップ・ウェンゲン大会/SL4位
2006年トリノオリンピック/SL4位
1本目に首位と0.07秒差の3位、2本目のスタート直後にバックルが外れるアクシデントがあったが、3位と0.03秒差の4位でフィニッシュした。
アルペンスキーの本拠地ヨーロッパでは大きく報道された。
このあと第1シードに復帰を果たした。
2006/07シーズン
FISワールドカップ開幕戦となるレビィ大会13位
12月オーストリアで練習中に右膝前十字靭帯を損傷し、治療に専念するものの度重なる怪我でその後は目立った活躍が出来ず引退

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